こんな辛い思いをもう誰にも経験して欲しくない!
「何でいつまでもこんなに辛いの?」
「何で誰にもわかってもらえない?」
「何で自殺未遂を起こす事でしか、自分を追い詰める事を止めることが出来ないの?」
そんな思いを抱えながらも、私は長い間サポートに繋がる事が出来ていませんでした。その中でやっとの思いで繋がった当時のスクールカウンセラー。しかし、彼らの「トラウマ」に対する知識&理解不足から心無い言葉をかけられ、更にトラウマが深まってしまう様な経験を何度もしました。
私は、こんな辛い思いをもう誰にもして欲しくない!
そんな想いから、IAOTRC(国際トラウマ回復コーチング協会)でトラウマの回復に特化したコーチングのトレーニングを受けました。そして日本初のIAOTRC認定国際トラウマ回復コーチとなり今に至ります。
IAOTRCに所属したことにより、最新トラウマのバイオロジー、トラウマ治療に関する情報が簡単に手に入る様になりました。そして知識を得た事で、私自身の回復も劇的に進みました。その過程で、現在の日本のトラウマ治療やトラウマに対する理解がとても遅れているという事にも気づきました。
一体どれだけの人が、トラウマが脳、免疫、人間関係、心と身体の繋がりに与える影響を知らずに、トラウマ治療をしたり受けたりしているのか。未だに多くの人が、トラウマに対する正しい知識がないばかりに、根性論、気持ちの持ち様論、時間だけでトラウマが解消すると信じている/信じさせられている悲しい現状があります。
トラウマで苦しんでいるサバイバー当人が、その無知からくる偏見に満ちた心ない人達の言葉により自分を更に追い詰めてしまっている現状がある様に思います。
私自身、低い自己肯定感、インポスター症候群1、燃え尽き症候群2、うつ病、希死念慮・自殺念慮などに悩まされてきました。だけど、幼少期の一部をアメリカ、博士号をイタリア、海外で過ごした経験から、どこかで日本の排他的な空気。日本社会の窮屈さやゆがみに気が付くきっかけもありました。
回復の第一歩は、気付くこと!
そして不快だけど、既知だから快適であると諦めてしまっている場所から一歩飛び出すこと!
私は国内外での人生経験を通して多くのことを学びました。
また、IAOTRCで学んだことにより、37年間『トラウマは私に嘘をささやき続けていました。』に気付くことが出来ました。そして残念なことに、これまで私はその嘘を私の真実であると信じていたことにも気づきました。
今の私はこれを読んでくれているアナタに自信を持って伝えることができます。
- 私たちは皆、自分の中に強さとレジリエンス3を持っているということ。
- 私たちはトラウマを乗り越えて、トラウマ後成長を果たすことができるということ。
- 私たちは虐待や苦しみの連鎖ではなく、次世代への優しさと愛の贈り物に変換することができる。
わたしと同じ様な苦しみをする人が少しでも減って欲しい!
セミナーや個別セッションを通して、アナタが本来の自分自身と再びつながるきっかけを支援するのが私の役目です。
アナタがレジリエンスを取り戻すことで、自然体でいても大丈夫。安心をしっかりと感じられる。
生きやすい生き方を、自分で自信をもって常に選択出来る様になっていって欲しいと思っています。
アナタが『苦しみを乗り越え、過去から解放され、そんな事もあったね』って笑って話せる様になってもらう事が私の願いであり、使命です。
用語説明
1)インポスター症候群:実績や実力があっても自信が持てず、また実際に周りに評価されていても、内的にはそれを正しく認識する事が出来ずに詐欺師の様に感じてしまう。
2)燃え尽き症候群:仕事や人間関係の中でもたらされる自分の中に蓄積していくストレスに気づく事が出来ず、発散する事も出来ず、自分を限界まで追い詰めてしまう。休むという事が苦手、真面目、頑張り屋、という性質を持った人が「人間としての限界」を無視して頑張り過ぎてしまうと張り詰めた糸が切れたように突然心・体のエネルギーが枯渇してこれまでの様に動けなくなってしまう。
3)レジリエンス:レジリエンスとは,困難で脅威を与える状況にもかかわらず,うまく適応する過程や能力,および適応の結果のことで,精神的回復力とも訳される。人間としてのしなやかさであり、本来誰でも持っている能力。また、身体(心、体、魂)が安全である事をしっかりと感じれる様になる事で、レジリエンスを更に高める事が出来る。
学歴・経歴
- 日本人初のIAOTRC認定トラウマ回復コーチ
- 外資系化学企業2社にて化学物質規制の専門職として従事
- 【生化学博士】イタリア・ミラノ大学博士課程 修了
- 【医科学修士】宮崎大学大学院医学研究科医科学専攻(修士課程)修了
- 【管理栄養士】私立大学管理栄養士養成課程卒業
- ACEスコア7のトラウマサバイバー当事者 (ACE: 逆境的小児期体験)