TEDトーク by 医師 ナディン・バーク・ハリス (YouTube)
子供の時に経験したトラウマをACE(Adverse Childhood Experiences: 逆境的小児期体験) スコアで表現する方法がありますそして、ACEスコアが高いほど、後々の健康問題のリスクが高いことが示されています。
子供時代のトラウマが大人になって与える影響は？
ACEを全く経験したことがない人と比較して、ACEスコアが4以上の人は、以下のリスクが非常に高くなります。
喫煙習慣 ２.２倍
脳卒中 ２.４倍
過度の肥満 １.６倍
自殺未遂 １２.２倍
過去1年での２週間以上のうつ状態 ４.６倍 等...
(Reference Felitti 1998)
アナタのスコアは？
念のために、質問を非表示にしています。
今現在身体（心＆体）の状態が十分に安定しており、問題を読む準備が整っている方のみ
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18歳以前に……。
虐待
心理的： 家庭内で親やその他の大人によく。。。
1) ののしられたり、侮辱されたり、おとしめられたり、恥をかかされたり、もしくは肉体を傷つけられるかもしれないと思われるような行為をされたことがある。
肉体的：家庭内で親やその他の大人によく。。。
2) 押されたり、つかまれたり、叩かれたり、何かを投げつけられたり、もしくは強く殴られてあざが残ったり、けがをさせられたりしたことがある。
性的：大人や、５歳以上年上の人間から。。。
3) 触られたり、撫でられたり、性的な触れ方を要求されたり、もしくはオーラルセックスや性行為を求められたり、実際にされたことがある。
機能不全家族
家族の物質乱用
4) 飲酒やアルコール、ドラッグの問題を抱えていた人物と暮らしていたことがある。
家族の精神状態
5) 家庭内にうつや精神疾患をわずらった、もしくは自殺未遂をしたことがある人物がいた。
面前DV
6) 母親や継母がよく、突かれたり、つかまれたり、叩かれたり、ものを投げられたりしたか。ときどきまたはよく、蹴られたり、噛まれたり、拳で殴られたり、硬いもので叩かれたりしたか。または、数分以上殴られ続けたり、刃物や銃で脅されたりしたか？
感情的ネグレクト
7) 家族の誰からも愛されていない、大事に思われていない、特別に思われていないと感じたり、もしくは家族がお互いに面倒を見ず、疎遠で、非協力的だと思ったりすることが多かった。
身体的ネグレクト
８）食事が足りていない、汚れた衣服を身につけなければならない、誰も守ってくれないと感じたり、もしくは両親の飲酒やドラッグのせいで、面倒を見てもらえなかったり、必要なときに医師に連れて行ってもらえないと感じることが多かった。
実の父母との別離
9) 両親の別居や離婚を経験したことがある。
犯罪行為
10) 家庭内に刑務所に行った人物がいる。
上記の質問に対して、『はい』の数がアナタのACEスコアになります。
（参照：小児期トラウマと闘うツール By ナディン・バーク・ハリス著 片桐恵理子訳 P320 - P322 より）
子供時代起こったことは、アナタの責任ではないよ。
子供時代に習えなかった「自分を大切にする方法」を学び直して未来を変えていこう！
ACEサバイバーの私たちは子供の頃、自分を大切にする仕方を学ぶ機会がありませんでした。
だけど、今からでも遅くありません。
子供の頃、なんとか生き延びる為に、
💔自分の感情をそのまま表現すること
💔自分のニーズに気づいてあげること
💔身体との繋がり
💔そして今を生きること
を無視したり、放棄する必要がありました。
でもこれを読んでいるアナタは、非力で、逃げ場がなくて、自分で自分の世話をすることができなかったあの時のアナタではもうないはず。
だから、本当はもう過去の様なサバイバル的な生き方をし続ける必要なんてないんです。
本来の自分とつながりを取り戻すことは、最初は難しいかもしれません。
何故ならば、自分のキャパ越えをするトラウマ状態を経験した私達は無意識で、
「本当は不快だとどこかでわかっているけど、
（馴染みがあるから）快適だと思い込もうとしているゾーン」
にとどまる傾向があるからです。
なので、私達ACEサバイバーは、過去に切り離された身体、感情、そして本当の自分とのつながりを取り戻すことが非常に大切です。
そうすることで、不快なゾーンの外側にある、
「本当に快適な生き方」をありのままに享受できる生き方を手にすることが出来る様になっていきます。